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2007年04月25日

【朝日】反体制に傾かない若者はおかしい

【論説】没後15年尾崎はどこへ 消えた反抗心…朝日新聞
 シンガー・ソングライターの尾崎豊が亡くなって25日で15年を迎える。若い世代の反抗と苦悩を描き、いかに生きるべきかを探し続けた歌は、いまや教科書にも登場する。「若者たちの教祖」「10代の代弁者」といった従来のイメージから変化が見られる一方、肝心の若者たちの心にその歌は届いているのだろうか。

命日には発表した71曲すべてを収めたボックスセットが発売されるなど、人気はなお根強い尾崎豊=ソニーミュージックレコーズ提供
    ◇

 彼の歌がわたしたちの胸を打つのは、彼が自分について問い続けたからだろう――。

 教育出版が発行する高校の倫理教科書に、「僕が僕であるために」「永遠の胸」などの歌詞の一節とともに、尾崎はそう紹介されている。

 〈盗んだバイクで走り出す〉(「15の夜」)、〈夜の校舎 窓ガラス壊してまわった〉(「卒業」)。社会へのいらだちを過激につづった歌詞は教育現場にそぐわないように見えるが、意外にも「現場の教師から、自己の生き方を模索する代表例と勧められた」と教育出版の担当者は言う。

 教科書の監修に携わった大阪の府立高校教諭、堀一人さん(53)は「反抗の歌と思われるが、テーマはむしろ他者との関係の中でのアイデンティティーの問題だ」と話す。

 〈人は誰も縛られたかよわき小羊ならば 先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか〉。窓ガラスを壊す一節が注目されがちな「卒業」だが、学校や教師との単純な対立軸に回収しきれない戸惑いこそがこの曲の魅力を作り出している。

 尾崎の歌が、いくつかの倫理の教科書に登場したのは03年。堀さんはその少し前から、積極的に尾崎の考え方を授業で採り上げてきたが、最近は減らしている。「彼の歌に生徒たちが実感を持てなくなってきた」のが理由だ。

 「学生の反応は年を追うごとに悪くなっている」と精神科医の香山リカさん(46)も言う。00年ごろから大学の授業で「卒業」などを聴かせている。当初から「この怒りがどこから来ているか分からない」という意見はあったが、最近はきっぱりと否定的な感想が目立つという。

 「周りに迷惑をかけるのは間違い」「大人だって子供のことを思っているのに反発するのはおかしい」。体制や大人に反抗するのはいかがなものかという声だ。香山さんは「これまで成長のプロセスにおける仮想敵だったはずの親や先生の善意を屈託なく信じている」と首をかしげる。

 どんな価値観の変化があるのか。香山さんは「反発したり、知りすぎたりすると損をする。損得勘定が判断の基準になっている」と分析する。他者や社会との関係で揺れ、傷つく姿を歌ってきた尾崎の歌とは対照的な考え方。彼の実人生に対しては、こんな感想さえあった。「容姿にも才能にも恵まれているのに変に反抗して、早く死んだのはバカだ」

 学校や親への反抗、自分という存在についての不安。尾崎が歌ってきたのは、若者にとって普遍と思われるテーマだったはずなのに、嫌悪にも似た反感が生じている。

 尾崎の生涯を描いた著書がある作家吉岡忍さん(58)は「彼の歌は、内面に深く食い込んできて、いまの若い人にとって触ってほしくないところに及ぶ。現状に適応してトラブルなく日々を過ごすことに価値を置くと、そこに気づきたくないのだろう」と語る。

 身近な人間関係に敏感過ぎるほど敏感といわれる現在の若者たちにとって、〈友達にさえ強がって見せた 時には誰かを傷つけても〉(「卒業」)と歌う尾崎は余りにも重すぎるのだろうか。

 それでも、その影響は消えたわけではない。尾崎の作品を発売するソニーミュージックレコーズによると、96年発売のベスト盤は約170万枚売り、いまなお年10万枚程度売れ続けている。ミスター・チルドレンらが参加したトリビュート盤(04年)の影響もあってか、10代のファンも増えてはいるという。

 人気ダンスグループ、EXILE(エグザイル)の元メンバーで、いまはソロ歌手として活動する清木場俊介さん(27)はライブで、尾崎の「米軍キャンプ」や「太陽の破片」を取り上げる。小学生のころから歌を耳にして、尊敬してきた。「どこにもぶつけられない気持ちがダイレクトに響いてきた」と言う。

 「代弁者」という尾崎に張られたレッテルには違和感を覚え、「弱さを含めて自分をさらけ出す強さ」に魅力を感じるという。本人も「一度しかない人生だから、ぶつかったり、挫折したりを含めて思い切り走っていきたい」と、ソロ転向の道を選んだ。

 いま尾崎を聴くことの意味は何だろう。吉岡さんは「メッセージをそのまま受け入れる必要はない」と言う。そのうえで、何げない日常の、ある情景を鮮やかに切り取り、世の中を違った風に見せた彼の「手法」を高く評価する。

 「漠然と状況に流され、追従するのでなく、自分とその周りの社会や世界を見るために、彼の手法の大切さは感じてもらいたい」

 「朝日はなにがいいたいのいいたいの?」

 「若者が反体制に傾かないのはおかしいのです」

 「その考えがおかしい」

 「今の子は反体制よりも反マスコミだしね」

 「20歳までに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。20歳を過ぎて左翼に傾倒している者は知能が足りない。」

 「あれ?そうだっけ?」

 「ホントは・・・

"If you are not a liberal at 20, you have no heart. If you are not a conservative at 40, you have no brain." That's what former British Prime Minister Winston Churchill once said, anyway. He was right.

 「20才までに自由主義者でなければ、情熱が足りない。40才までに保守主義者出なければ、知能が足りない。ね」

 「情熱を持って『盗んだバイクで走り出したり』『窓ガラス壊しまくる』のですよー」

 「それ犯罪だから・・・」
posted by ADON-K at 02:04 | Comment(8) | TrackBack(1) | アサヒソース保管庫

この記事へのコメント
  1. 大山サドル at 2007年04月25日 03:01
    「トバした記事で走り出し」たり
    「沖縄の海、サンゴを壊して回った」り
    「キシむ倫理の上でアジア的優しさ持ち出し」たり
    するばっかりで…
    「アサヒ、いつになれば中二病が治るのだろう?」

    後社長のムスコはできるんでしょうか…
    「大麻からの卒業」
  2. at 2007年04月25日 08:49
    >「朝日はなにがいいたいのいいたいの?」

    「俺達が感動したヒーローに今時の若者が感動しないのはけしからん!」という親父の愚痴以外の何ものでもないでしょう。

    歌は世につれ、世は歌につれ

    朝日の記者には、こんな言葉があることを教えてやりたいです。
  3.   at 2007年04月25日 09:52
    >「周りに迷惑をかけるのは間違い」「大人だって子供のことを思っているのに反発するのはおかしい」。体制や大人に反抗するのはいかがなものかという声だ。

    マテ、そうなるように"教育改革"して来たのは誰だよ

    "親や教師は暴力と恐怖に満ちた理不尽な存在"だからこそ反抗されてきたわけで、今の体罰が許されない(ガキが「のびのびと」すごせる)学校に反抗する必要なんてどこにもねぇと思うのだが
  4. Jinguzi at 2007年04月25日 11:47
    私は多分、尾崎世代だと思います。高校時代、尾崎の歌詞の話を日本史の教師に話したらこう言われました。

    『バイクを盗んで校舎の窓ガラスを割る。なんて反社会的な歌なんだ。今の若い世代はそんな歌を支持しているのか』と。

    ちなみにその方は左翼の方で、日本史の最後の授業で『中曽根内閣の元で日本は軍事拡大路線が決定した』と朝日新聞のコピーを片手に熱弁を振るっておりました(^^;。

    それと、高校時代に流行ったジョークでこんなのがありました。

    「夜中に学校に忍び込んで、窓カラスを叩き割って、『尾崎参上』と落書きしよう」と(^o^)。

    あの当時から尾崎の一般の評価ってこんなもんだったんですけどねぇ。
    やっぱり朝日は昔っから眼鏡が曇っていたんですねぇ(^o^)。
  5. スキップ at 2007年04月25日 17:22
    さすがは朝日。ただし、体制っていうのがいまや、マスコミを代表とする左翼=反日だということに気付かない。若者を中心に反体制、反朝日。認めたくないのか、知能不足なのか、現実よりも妄想が好きなのか・・・
  6. oyaya at 2007年04月25日 18:10
    消えた反抗心って…アホですか?
    尾崎が教科書に載って、教師がそれを学校で教えてる時点で、もう反抗でもなんでもないじゃん。
    歌詞がどうこうなんて問題じゃないのよ。
    教師や大人が嫌がるもの、禁止された行為をあえてやる。相手の要求に逆らうことが反抗でしょ。
    教師が「怒れる若者」だの「体制への反抗」を奨励するんなら、反抗しないのが教師の思惑に逆らうことでしょうよ。

    今の若者も、教師の期待にはちゃんと逆らってるわけだ。矛盾してるけど。
  7. ADON-K at 2007年04月26日 00:59
    >今の若者も、教師の期待にはちゃんと逆らってるわけだ。矛盾してるけど。
     なんとなく納得w
  8. まめ at 2007年04月26日 01:05
    香山リカ最新作『なぜ日本人は劣化したのか』

     私たちはこの変化を、「一過性」「一部の人だけの問題」として無視する、あるいは見守ることはできないのではないか。

     いや、「変化」などという留保つきの言い方は、もうやめよう。

     日本人は、「劣化」ししているのではないか。それも全世代、全階層、全分野にわたって。しかも、急速に。

     私自身、そういう″直感″を抱いてから、それが″真実″だと認めるまでには、やや時間がかかった。私はこれまで、病理的な現象からテクノロジーの普及まで、社会の変化をおおむね肯定的に受けとめ、解釈してきたからだ。

     しかしここに来て、私もいよいよ認めざるをえなくなった。

     日本人は、「劣化」しているのだ。

     それは本当なのか。希望はもうないのか。これから考えてみたい。(香山リカ)

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