■チャットでの喧嘩 → 現実暴力 … 「現P」をご存じですか
オンラインゲームを楽しまない人にとって、「現P」という用語は耳慣れないだろう。「現P」とは「現実PK(PK=Player Killing)を縮めた語だ。「Player Killing」とは、RPGで相手チームのキャラクターを殺すことを指す。つまり「現P」とは、オンライン上で起きた喧嘩がオフライン空間に移されることを言う。
今月27日、20代の女性と10代の女性が「現P」をして二人とも暴行容疑で検挙される事件が起こった。27日の午前2時ごろ、インターネットゲームをしていたAさん(21)は、普段ゲームを通じて親しくしていた友達がBさん(19)から悪口を聞いた事実を知った。激怒したAさんはチャットルームにアクセスしてBさんと舌戦を展開、約5時間続いた「口喧嘩」は結局「現P」にまで至った。
連絡先を交換したうえで、同日午前10時ごろソウル地下鉄7号線の四佳亭駅前で会ったAさんとBさんは、乱闘劇をして警察に連行された。
「現P」で当事者らが警察に立件されたケースは、今度が初めてではない。2006年9月にもオンラインを通じて中古衣類を販売した10代2人が、ネット上での口論のすえ「現P」をして、暴力行為で警察に検挙された。
最近では、今年2月にインターネットコミュニティサイト「DCインサイド」の「アニメ - 日本ギャラリー」(アニギャラ)利用者らがした「アニギャラ現P」がよく知られている。利用者のCさんとDさんは、あるアニメキャラをめぐって数日間にわたり舌戦をしたあげく、深刻な人格攻撃へと発展した(訳注:下記関連スレのコメントによれば、一方が「エヴァのアスカって良いよねー」と言ってるところに、もう一方が「ハルヒの方が上だろ」と言い出したのが発端らしい)。
結局、Cさんが2月20日の午後5時にソウルの孔徳駅3番出口で「現P」をすることを提案し、Dさんは何度もためらったあげく結局提案を受諾した。このギャラリーのある利用者が撮影した、CさんとDさんが「現P」している動画を通じて、彼らの「現P」が実際に行なわれたことも確認された。この動画には、喧嘩を避けるDさんをCさんが一方的に何度も攻撃するシーンが映っている。
特に、当時現場には何人かの「見物人」が集まっていて、一部の利用者が彼らの「現P」をけしかけたという批判が提起された。動画は世界最大の動画サイト「YouTube」にもアップロードされ、海外ネチズンたちの非難を浴びたりした。
このような現象についてサイバー犯罪研究会会長の鄭ワン教授(慶煕大学法学部)は、「サイバー空間が現実犯罪の原因または過程になる場合がある。サイバー空間の健全化が必要だ」と指摘した。
鄭教授は、「現Pなどの場合、大部分が悪口や名誉毀損によって現実空間での争いに発展したものだ」として、「これを予防するには、現行の本人確認制度を補完して、インターネット実名制を強化して悪口や誹謗などを利用者自らが制御するようにしなければならない」と語った。
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